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    カテゴリー 日常 / プライベート

    エンタメの救済

    こんにちは。制作4G伊東です。

     

    健康と娯楽の狭間で

    とうとうフィットネスクラブに行くことにしました。先日ギックリ腰やってしまい、コレはさすがに体幹緩みすぎでマズイだろとアラートが出まして。

    あまり健康とか体重とか細かいことはどうでもよいので、とりあえず体を動かすことにしてますが、早速の効果か直近は肩こりからは開放されているような気がします。

    たびたび触れていますが、今どきはなんぼ家にいても娯楽が山程あるんで、運動不足に拍車がかかるエンタメ配信コンテンツプラットホームの大波襲来は実に悩ましいところです。いや嬉しいんですが。

    先週末は、F1のプレシーズンテストが生配信されたのをかじりついて観て、デビュー間近のツノダユウキのパフォーマンスラップに身悶えていました。

    「世界王者よりも速かった」「驚くべき新人」角田裕毅の快走に各国メディアが驚愕!

    んー、期待感高いぜ。はよ来い開幕戦バーレーンGP。ネット配信バンザイ。
    まあ、テストはテストですけどね。本番は甘くない。

     

    さて、今日のネタ。

    ネトフリが東宝の砧スタジオの一部を間借りするという直近のニュースをみて、いよいよ映像制作現場も再編なのかなと感じました。

    Netflix、日本に初の制作拠点 東宝のスタジオを賃借

    ずいぶん前に仕事でお世話になった事があるのですが、様々な映像作品が撮られてきたそのスタジオは歴史の空気感を感じられるところでした。ゴジラの匂いはしませんでしたが。その頃はいまのようなトレンドは想像もつかなかったので、リンク先の記事はとても興味深いもので。

    かつてケーブルテレビや衛星放送で「多チャンネル化」が叫ばれても地上波放送の娯楽の覇権はまったく揺るがず、映画産業も根本的に変革されることはなかったという認識です。しかし、動画配信システムと、それを運営する世界規模の資本の誕生は、そんな地盤ごとまるごと大波で飲み込んで崩し、溶かしていくかのように感じられます。

    いや、それがケシカランというのではなく。

    たとえば、日本映画が縮小していくなか消えていった大船や蒲田の大箱撮影スタジオがいま残っていたとしたら、やはり多くの映画人やその周辺産業の方々も夢を諦めず救済されていたのではないかな、と思ってしまうので。

     

    テクノロジで芽吹く

    こうした潮流で映像制作される方々のギャラ相場があがり、その道を志すとなれば、まずはスマホひとつあれば撮影から発信、収入の確保まで道筋がある時代なのがむしろすばらしいなあ、と。てっぺんから草の根までテクノロジーでエコシステムが再構築されていくのを、いま目の当たりにして驚くばかりです。

    「ウチの子の夢はユーチューバー」って少し前までネタのように扱われてたように思うんですが、今はそれほどリアリティのない話でもないですし、そういうグラスルーツ環境があると天才クリエイターはどこからともなく生えてくるとものですよね。気軽に使えるフィールドがあれば、優秀なアスリートが生まれてくるのに似てます。

    最新のiPhoneはドルビービジョンで撮影・編集できるスペックがあるそうですし(いや、それがどれくらいすごいかは伝わりにくいかもですが、大変処理にパワーが必要なんです)、端末買い替えたらなんか撮ってみたいなあとも思うんですが…まあ、凡人である自分は機材を整えるところで満足してしまいそうな気がしますよ。「性能の違いが、戦力の決定的差ではない」のはテレビで教わった世代ですし。ええ。

    当面、自分の使える時間は、何より三日坊主になりがちなフィットネスクラブに回そうかと思います。

     

    ではまた。