どうも。
伊藤です。
DX(デジタルトランスフォーメーション)やIoTの基盤ともなるクラウドサービスですが、DXやIoT同様に年々成長・浸透が加速しているように感じます(当たり前と言えば当たり前ですが、、)。
特に今年はデータセンターの増床、設備拡大のニュースが多かったように思います。
ここ最近だけでも、
・Equinix(エクイニクス)が大阪に新たなデータセンターを開設してサービスの提供を開始した
・クラウドRANや通信機器で有名なエリクソンがGoogle Cloudと手を組んだ
・アリババクラウドが2022年に韓国とタイにデータセンターを開設
・我らがNTTがデータセンターの面積を20%拡大
・私の草野球部の監督(測量士)がクラウドのデータセンター増床の仕事を最近請け負い動き出した
(これが一番インパクトありました)
などなど。
上記はほんの一部ですが、身近なところからもクラウド化の加速が伝わる情報もあり、成長・浸透の加速を実感しています。
クラウド化への意識改革
AWSやGoogleなどクラウドサービスが登場してから既に10~15年ほど経過していますが、黎明期は移行に伴うサービスが整っていなかったという点や、感覚的な不安(特にセキュリティ)もあり、なかなか移行に積極的になれなかった期間があったように思います。
5年以上前までは弊社もインフラを構築する中でクラウドは却下され、オンプレミスで構築するという事もありましたが、ここ数年はほぼ100%クラウドで構築する流れになっています。
ただこれは、あくまでも「WebサイトやWebアプリケーション、スマートフォンアプリ、または業務システムや一部システムのSaaS(Software as a Service)化」に限ってでした。
基幹システム、エンタープライズアプリケーションなど企業や経営の根幹となるデータやシステム、ネットワークなどのインフラ、セキュリティや機密性の高いデータはまだまだオンプレミスに留まっており、クラウドへの移行に躊躇している企業は多かったように思います。
それがここ2~3年、つまりはDX推進、コロナウィルスの登場により大きな意識改革があったように思います。
バブル時代に構築した機器の摩耗、経年劣化、改修の限界は既にこれより前から課題となっており、現場では疲弊していた人も多いように思います。また、リモートワークの普及など、新たなテクノロジー、ソリューションの導入がきっかけになった可能性もあります。
いずれにせよDX推進、コロナウィルスなどがきっかけとなり、オンプレミスからクラウドへの移行、SaaSだけでなくPaaS(Platform as a Service)やIaaS(Infrastructure as a Service)の導入が加速しているように感じています。
※余談
ここ4~5年以内に入社した社員はクラウドサービスやコンテナ開発が基本であり、いわゆるオンプレ環境構築の手間や仕組みをあまり経験(理解)していません。
個人的にはこの手間や仕組みを経験した上でクラウドサービスを体験して欲しい、と思っているのですが、案件を通して学習する機会が皆無のため、どのように機会を作るか悩んでいます。
オンプレミスからクラウドへの移行(ハイブリッドクラウド)
そうはいってもなかなかクラウド化は難しい、、、
やりたい気持ちはあるんだけど、データやアプリケーション、インフラが膨大にある、、、
企業の歴史が長かったり規模が大きいと上記の課題があり、なかなか移行に着手できないケースがあると思います。
歴史が短く規模が小さくても、業務を止められない、移行期間を確保できないといったケースもあると思います。
確かにクラウド化は難しく、時間も掛かります。ただ、昨今のクラウドサービスでは移行のための仕組みも豊富です。こういうケースで有用なアーキテクチャが「ハイブリッドクラウド」によるクラウド化(クラウドマイグレーション)です。
ハイブリッドクラウドとは、パブリッククラウド、プライベートクラウド、オンプレミスなど複数の異なる環境を連携させて稼働させる事を指します。
つまりは、オンプレミスを常時稼働させながら徐々にクラウド化(クラウドマイグレーション)できる、という事です。オンプレミスとクラウドを併行稼働させる事で業務への影響は最小限に留め、少しずつデータやアプリケーション、ネットワークなどのインフラをクラウド化する事が可能です。
弊社がパートナーネットワークに参画しているAWS(Amazon Web Services)にはクラウド化(クラウドマイグレーション)推進におけるハイブリットクラウドのサービスが非常に充実しており、上記のような課題を持つ企業でも徐々にクラウド化を進める仕組みやサービスが豊富にあります。
(営業目的ではないです、純粋な推奨です!)
クラウド化が進んでおらずお悩みになられている場合、DX推進、コロナウィルス到来による変革をきっかけに是非クラウド化をご検討ください。
ではでは。