Web3.0、ブロックチェーン、NFT、メタバースについて

    毎度、川勝です。
    最近話題のWeb3.0、ブロックチェーン、NFT、メタバースについて調べてみました。

    言葉の意味は検索すれば無数に解説があるのでそこに任せますが、
    まずは私が興味を持った背景について記載します。

    ▼Facebook(現、メタ)の1日のアクティブユーザー(DAU)の成長が落ちる

    https://jp.techcrunch.com/2022/02/03/2022-02-02-facebook-isnt-growing-anymore/

    予想はされていたものの、事実を知るとかなり衝撃でした。
    FacebookはWeb2.0を代表する企業であり、2010年頃、「SNSでのアクセスが、検索数を抜いた」タイミングの象徴的な企業です。
    当時40歳前の私にとって(ネット歴で約20年)、「自ら情報発信する」「繋がる」「人に聞く」という比較的新しいと思っていた世界が、「検索をして調べる」という当たり前のことを凌駕した事実に驚いたことは、今でもよく覚えています。

    ▼GAFAMに対する各国からの締め付け

    Facebookの成長が低下する直接的な要因でもありますが、
    納税問題 税金が安いところに本社を登記し、営業エリアではあまり納税していないと見なされている
    個人情報保護 リターゲティング広告に代表される個人が許可した記憶のない情報の利用、または個人情報流出問題など
    富の独占 現在のプラットフォーマーが全権力を握り、不当に高い手数料が必要だったりして自由な競争を阻害している
    ・何よりも国家規模を超えるの現金創出力は各国より脅威と見られている。

    このような情勢を鑑みるに、世の中はバランスで成り立っている以上、偏った状態が長くは続かないことは想像に難くありません。

    ではどういう世の中になっていくのか。
    一つの答えがブロックチェーン、NFTに代表されるWeb3.0の概念です。
    ※NFT:Non—Fungible Token
    非代替性のトークン(仮想通貨)、替えが効かないという意味。そのデータが唯一無二であることが証明される。

    超大手企業が自社のサーバーを介して支配権を持つ構造からの脱却、
    つまりサーバーを介さないPtoP、個人と個人の直接のやり取りです。

    技術的なことを簡単に言うと、サーバーを介したhttp通信ではなく、
    個人の端末をサーバーに見立てて、別の個人とやり取りを行うプロトコルでの通信です。
    スカイプをイメージすると分かりやすいかもしれません。

    ブロックチェーンやNFTの面白いところは、単純にPtoPでの通信を指してるわけではありません。
    個人が中抜きを減らしてダイレクトに稼げる。購入側も唯一無二であることが保証されているので、
     安心感もあり値上がり期待が持てる。もちろん逆にゼロになる可能性もある。
     EX、クリエイターが独自のアート作品を作り、それをNFTにして販売する
    ・サッカーチームなどで流行っているようですが、チームがトークン(仮想通貨)を発行して資金集めを行い、
     チーム運営に生かす。トークン保有者はいわば株主的な存在なので、運営に意見が言える。
     また価値が増減するため、初期ファンにとっては応援することでチームが盛り上がれば、自分のトークンの価値も上がり、メリットを享受できることができる。チームにとっても、ファンにとってもwinwinな関係を築きやすい。
    アイデアや意欲があれば、誰でもオーナー側としても、ユーザー側としても参加できる。
     それが価値に結びついたり、何よりも自分の関心事にコミュニティが形成され、合意形成されていくのは気持ちがいいと思います。

    おお、なるほど、面白そうだね。では具体的にはどうするのか。
    実はここが一番難しいです笑

    Web3.0関連で流行っているサービスは、現状では金融とゲームくらいです。
    要するに仮想通貨の売買(主に投資目的)とPlay to Earnのゲームです。
    専用のゲームをやりこんでアイテムなどを集め、それを売るということですね。

    ▼ブロックチェーンゲームの事例(ちなみにベトナム発)
    https://www.newsweekjapan.jp/worldvoice/yoshihiromiura/2021/10/blockchain-game-vietnam.php

    金融とゲームだけでも充分に消費者メリットはあります。
    金融も一般化されれば、送金手数料が無料で瞬時に海外にでも送れるようになるし、
    ゲーマーにとっても実況やEスポーツ以外で稼ぐこともできるようになります。
    子どもでもかなり稼ぐ可能性を秘めていますね。

    ただこれだけではWeb3.0の世界が広まってるとは言えません。
    生活、社会活動のいたることろに普及して初めて世の中が変わった、よくなったと思えるのではないかと。

    具体的なことはまだですが、当社グループもWeb3.0に着手していこうと思います。
    当社は新しいことが好きな集団で、そのアイデンティティで会社を成長させてきた集団でもあります。

    ガラケーのころにはすでにAIの走りのようなことをやっていました。画像合成や画像認識など。
    スマホ発売前(iPodの頃)よりスマホアプリの開発をしており、今でもアプリ開発では有名企業でもあります。
    本格的なAIに関しても、2018年にはアイスマイリーというAI専門会社を立ち上げています。今も順調に成長しています。
    バイタリフィアジアにおいても2018年頃よりAIの本格研究に着手、顔認識やパターン認識などAIモデルの作成においても高い成果を上げています。また現在進行中のプロジェクトも複数抱えています。
    日本法人でもAI対応のチャットボットを2019年に開発発売しており、非常に好評を得ています。

    その他先端技術の実績も多数あるし、ベトナムオフショア開発のパイオニア(2008年進出)であったりと、
    とにかく貪欲に新しいことに挑戦する集団です。

    Web3.0の領域においても、活躍していきたいと思います。

    ・実際にブロックチェーンやNFTを活用したサービスの開発販売
    ・既存他社サービスに対して、オーナーやユーザーとしての参加
    ・ブロックチェーン、NFT関連企業との開発提携、営業マーケ提携などのアライアンス
    ・周辺ビジネスの展開
    ・PoC協力、研究開発の実施

    このようなことを考えています。
    なにかご一緒できそうなことがあればお知らせください。
    お問い合わせフォームから「川勝のブログ見た。興味あります。」で構いません。
    お待ちしております!