制作部の石屋です。
最近は世の流れに乗ってスマートフォン向けの案件が増えているせいもあって
もっぱらHTML+Javascriptを書いてることが多いです。
何より大変なのが、ズバリ検証です。
PCページでも機種、OS、ブラウザの種類・設定によって
HTMLの表示・動作が大きく違ってしまうことも珍しくありません。
スマートフォンも然り。
今は機種がそこまで多くはないけど、それでも差があり、
当然それぞれで問題なく動作するように作らなければいけません。
たぶん作業の半分は、複数環境での閲覧・検証・調整と言ってもいいぐらいです。
そんな折、最近のケータイ事情はというと…
⇒ iPhone4発売!画面サイズは2倍の新OS!
⇒ au、IS03発表!なんか色んな機能が付いているらしい!さらにAndrid端末複数!
⇒ docomo、GalaxyS発表!なんか韓国製らしい!
⇒ softbank、Android端末6機種発表!
おおお…
ブームとはいえ、増えすぎ!
大量にでてるガラケーの検証と同じような状況になりそうな予感たっぷりですね。
さらに、それぞれのOS用に複数のブラウザアプリなんて出た日にゃ…
発狂!
ですね。
全部の環境で問題のなく表示・動作するHTMLページを作るのってかなり大変。
(だからこそ、そこに価値があるのかもしれないけど。)
一方、最近某CEOにすっかり邪険に扱われているFlashはというと…
表示に関しては、とても安定しているじゃないか!
動画を再生するようなもんですからね。
描画領域が用意されれば、後は作ったように流れてくれますからね。
(OS間、ブラウザ間で多少の差はあるので、検証はもちろん行いますよ。)
制作する側にとっては、
・コンテンツがまずちゃんと表示される
というスタート地点に立つために頭ひねらせるのと、
・コンテンツ内容の質にこだわる
ために時間を使うのでは、
ワクワク度が違うというのが正直なところ。
HTMLはWebにとってもちろん重要な技術ですが、
コンテンツの表現という部分に関しては、
Flash制作者としては、話題のHTML5とやらでできることとか、
まだまだFlashのそれには及ばないし、環境による差異が大きくて困る、と言いたい。
そもそも、某CEOが煽るようにFlashって気にするほど不安定なのかと。
PCのブラウザでそんなに深刻なクラッシュなんてある人なんてそんなにいない気がするし、
スマートフォンで限られたリソースを食うってのは納得ですが、
そこは技術革新に期待したい(他人任せ)し、
なによりAndroid端末では使えるし(現状の実際の使用感はまだ分からないけど)
HTML5つっても今のFlashと同じぐらいの表現レベルになったら、多少不安定になるんじゃないん?
と思ったりもします。(確証はないです。詳しい裏側は知らない。)
Flashの無駄な演出が嫌いって言う人がいますが、
たぶんそのベースがHTML5になったとしても煩わしさは変わらないですよね。
ということで、
制作者としては、表示が安定している Flash for スマートフォンの今後に期待したい。
Air for スマートフォンにも期待したい。
それがスムーズに動作するほどの端末レベルに期待したい。
(単に作り慣れているものが良いってだけなんですけど。)
(でもHTMLも必要ですけど)