海賊とよばれた男で刺激を受けすぎた

    ご無沙汰しております。
    伊藤です。

    謹賀新年。
    本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

    本日は「海賊とよばれた男」という小説について書いてみようと思います。

    著者は「永遠の0」や「モンスター」という代表作を生んだ百田尚樹さんで、内容は出光興産創業者の出光佐三さんをモデルとした戦前から戦後、現在に至るまでに出光興産が大企業に成長するまでの過程が描かれたものです。
    上巻、下巻とあるため全編で合計700~800ページの長編となりますが、戦前から現在に至るまでの日本のあゆみも分かりやすく描かれており、また出光佐三さんの素晴らしい哲学や人徳が存分に感じられるお勧めの小説です。
    歴史が好きだったり経営に興味がある方は尚更お勧めの作品です。

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    出光興産という企業名、出光佐三さんという創業者はともにこの小説を読む前から知っていましたし、大半の方も一度は耳にしたことがあるかと思います。
    ただ、教科書に載っている訳ではないため、織田信長など歴史上の人物ほど出光佐三さんの事は知られていないと思います。
    何故この人物が教科書に載っていないの?と思うほど日本経済への貢献度が大きく、本当に魅力的な人物で、読めば読むほど器の大きさに感銘し、読み終えたあとの劣等感は半端じゃないです。(いい意味です。)
    架空の人物ではなく実在した人物、且つ今日に至るまでに実際に行動してきた内容が描写されているため、より心に刺さり感銘しました。

    祖父母から戦争、戦後の復興、高度経済成長期の話しは色々と聞いてきましたが、出光さんのように勇ましく、サムライのようにこの時代を駆け抜けた、闘い続けた日本男児が居たからこそ戦争に負け衰退した日本を復興させ、高度経済成長を実現できたんだと改めて実感したのと同時に、今後の日本を背負って自分ももっと頑張らないといけないと感じさせてくれた小説です。
    具体的な物語については触れませんが、一読してみる価値ありです!

    ではでは。