ごきげんよう、パッと時計を見た時に数字がゾロ目だと嬉しいですよね。33時33分の世界線に生きていたい、モリヤです。
皆さま、こちらのブログは覚えていらっしゃいますでしょうか?
コスメ実験教室の段!
減ったアイシャドウのこことあそこをまとめたら整理整頓できるよね!という片付け魔の性癖を晒したブログでした。
アイシャドウを乳鉢で粉々にして、混ぜて固めたらプレスドシャドウとして復活する!
というのがざっくりした要約です。
実は、その後、持ち歩いていたところ、こんなことになりまして。
悲しき崩壊。
元がルースタイプだったシャドウなので、割れやすかったのだと反省。
これを良い機会として、空いたここに、前から再現したかったMACのミネラライズアイシャドウもどきを作っていくことにしました。
≪念のため用意するもの再掲≫
・乳鉢と乳棒
・スポイト
・100%エタノール
・つまようじ
・綿棒
・ヘラ
・ティッシュ
≪念のため手順再掲≫
①アイシャドウなどをトレイからつまようじで剥がし、乳鉢に投入
②角の部分の付着が気になったら綿棒でふき取る(省略可)
③固形のそれを乳棒で粉になるまですり潰す
④固めたいトレイ上にやや山盛りめに粉を盛る
⑤100%エタノールをスポイトで滴下する
⑥ヘラで混ぜて液状にする(実際に溶けるわけではなく、ゾルに近い形←より分かりにくい説明)
⑦粉を追加してペースト状にする
⑧ティッシュを小さくたたみ、力をかけて余分なエタノールを吸い取る
前回より、必要な物品は更に削ぎ落としました。
元から固まっているものは、砕いて溶かしてティッシュでプレスして余分なエタノールを吸い取って固め直すだけです。ほかに何もいらない。コインプレス法だけど最早コイン、イラナイ……
今度こそもう売られていない、パープルと茶色2色の、非常に使い勝手の良かったあれをミニMACで再現するんだ…!!濃くて濃すぎず、セクシーで、単色でも混ぜても使えて非常に重宝したオッドカップルを!!
(今検索したらメルカリとかで普通に中古出てた)
余談ですが、メイクアップ系の化粧品は限定品が多発するため追い切れず、大体売り切れてから欲しかったことに気付きます。去年NARSで発売されていたミニサイズのチークとシェーディングのセット、欲しかった…そこからずっと気になっていた色なので、その通常サイズのチークとミニサイズのルースパウダーのセットが今年出ていて、うっかり買ってしまいましたが、チークはまだまだ残っているから、やっぱり元の予定通り、ルースパウダーだけにしておけば良かった。限定品という響きでうっかり買ってしまうのも困りものです。
そして、今このブログを書くためにURLを調べていて、チークとシェーディングとマスカラとリップのセットが出ているのにも気付いたから、買おうかどうしようか。
昔はノーリップ派でしたが、以前より顔がくすんできたので近年はめっきりリップを使用するようになったので、買うのも、まあ、アリか……
と、ふと、女性は年齢を重ねると、明るい色の口紅を好むようになるというネット記事を目にしたのを思い出しました。(同じ記事は見付からなかったので、メイクの意識調査を代わりにどうぞ。“こだわりを持つメイクアイテム、40代~60代は「口紅」が一位”)
この変化は老化らしいですぜ姉さん。
脱線失礼しました。
はい、そんなチークもアイシャドウに先立って、今回またまとめて行きました。
前回作成したNARS×ADICTIONの量がやや減ってきたので、
これを空いている小さいトレイに移動予定。
入り切らなかった分に足して、ケースだけかさばるNARSのパレットから、それぞれ1色では使いにくい2色を合わせて今空けたトレイに移動。
余談ですが、元から空いていた上2つは、ほとんど使いきったシェーディングと、パール感を出すだけのキラキラでした。
パール感は上手く使えず残っていたので、無印良品のフェイスパウダーのケースが使い切って空いたのを機に、私の肌色だと顔が真っ白になってしまうためあまり使えずにいた、サラサラになるCANMAKEのフェイスパウダー(多分パールラベンダー)にシェーディングとパール感を加えて粉砕、ルースパウダー化しました。
チークの話に戻ると、前回、エタノールでまぜたアイシャドウは大してティッシュにはついてこないことに味をしめて、粉分少なめでエタノールひたひただったらそもそも水平面で綺麗じゃない?
と思いきや、いざそうしてみると、プレスした時に液体分多めでぐんにょりなるので、これは悪手の模様。
せっかくならプレスする前の、一時的に綺麗な時の写真を撮れば良かったですね、あれは美しかった。はかない美…
ご注意、エタノールを加え過ぎてはダメです。
粉物で言えば、ホットケーキミックスを焼く時の水の量ではなく、蕎麦を打つ時の水の量が適当なようです(相変わらず分かりにくい)。
このくらいのところに一滴一滴、スポイトで垂らしていって、なんとなく部分的に雨上がりの泥道のようになったらストップ、ヘラで混ぜて更に追い粉をして、蕎麦粉の状態のをなんとなくペタペタならします。
今回の新作(?)はNARSパレット左下のピンクがいざエタノールに溶かしてみたらビビッドで、アイシャドウやチークも、エタノールに溶ける色と溶けない色があることに気が付きました。マット系の色が、溶ける色の率が高いかも。
ほら、ティッシュにこの色。
だからどうなんだって気もしますが、経皮吸収を考えると、エタノールで溶けない色の方が体内に取り込まれずに済む気もするので、これから化粧品を買う時は、エタノール(有機溶媒)に溶けそうか溶けなさそうかも、購入の見極めに使うことにします。※基礎化粧品には、エタノールが含まれている製品もあるため。(←生化学系研究室出身の癖が出た)
先のチークは入る分だけケースにまとめて、残りは、余談かと思われていただろう、フェイスパウダーに色味付けに足しました。シェーディングとパール混ぜてもまだ白かったので。
まとめるとこんな感じ。
やっぱり溶けるピンクが思いの外、濃かった。
つけると頬がふんわり血色あって、意外とありです。
最後のチークも出して空いたNARSのケースはいずれ、固形のファンデとアイシャドウとチークを入れて旅行用にしようかな。私の固めるスキルがもう少し上がったら。
さて、今回の主目的、脳内MAC再現です。
紫には濃すぎるかなと思いつつ、もう使っていないこの辺が色味近そう。と目星をつけていたので、右:左を4:1くらいで混合。
ところで多色パレットって、使わない色、本当に減らないですよね。実に勿体ない。使わないと分かっていつつ、買ってしまう。(あるある)
多色パレットは締め色にしか使わない色を分量少なくしてくれていいと思います…うん、みんな思っているし、たまに実際そんなパレットもあるけれど、どうしても綺麗に同じタイミングではなくならないの本当に困りますよね…。
ましてやこのパレットは公式に左ナナメか右ナナメで組み合わせる使い方をするので、真ん中を2倍大きくしなくては割に合わなかったと思います。
そして個人的に右ナナメの色使いは好みに合わなかったため、本当に左下の茶色は購入当初のプレスがまだ少し残っているほど使わなかった。この茶色を、紫×茶色の茶色にしてしまおうと。茶色としては濃すぎることは分かりきっているのですが、いったんここはそのまま使うことにしました。
小さいケースに移すので本当は全量を粉末にした後、使う分だけ固めていくのがスマートだと思うのですが、取り置き用の容器を買わず今に至っており(100均のピルケースがちょうど良さそう)、横着して目分量でケースから剥がした結果、、やっぱり多かった。
そして、潔く余分な量は捨てれば良いのに、ケチな性分で全部投入してしまうので多かった。
うん、最初にピルケース買ってくれば良かった。この辺がズボラ。
欲張るとロクなことにならんですね。
話は遡りますが、オンライン会議に最適な左ナナメを使うための真ん中も、また減ってきたので合わせていきます。
単品で使っていた前回制作のNARS×マジョリカマジョルカも、もうこんなに減りましたよ。
これを、前回Dior再現のMAC×MACに投入。そろそろ使いきりそうなので、これでなくなったらそこまでとします。
あ、この大仏は、いい感じの調味料とか売っている生活雑貨の店で、買い物したらもらったオマケです。
そもそもの目標のミニMACは、ケースにぴったりの容量に固めたいのと、もう少し色味が淡くなって欲しいのとがあるので、ラインとして使って少し減ったら、色味と量を調整してリトライしようと思います。
・・・全体的に写真のライティングが暗いので、そろそろブログ用の照明を導入しようかしら。
私のブログは、基本は長文で思考を語りまくる癖強めの評論系とか、事故物件や一人旅を勧めるマイナー系とかですが、ほかに珍しく、お洒落な趣味を書いたブログはこちら。
高級下着は芸術だ。- I’m crazy for Salute! –
それでは、ブログ当番なので恒例の映画紹介、行きます。
昨年、キネマの神様が公開された沢田研二(ジュリー)の主演作。
平凡な理科教師が原発からプルトニウムを盗み、原爆を作る話。
古いのに新しい、勢いのある問題作で、そこに描かれているのは間違いなく40年前なのに、時代の変化を感じさせません。
私のブログを毎回読んでくださっている方はそろそろ私の好みが分かってきたのではないかと思います。
ええ、暗くて勢いのある作品が大好きです。
自分が疲れている時は明るい作品が好きなのですが、自分をしっかり持てている時は混濁し、圧倒的な世界観の哀しみにむしろ溺れたい。
まあ、もっと疲れてくると、何も考えずに観れるモンスターパニックに走るんですけど。
公開当時の評価はさほど高くなく、後になってからカルト的人気を博した当作。
人生の目標を見出だせない者が生きがいを見つける話とも言え、何者かになりたかった、何かを成し遂げたかった気持ちが自分とリンクして、いったん見始めれば意識をそのまま持って来られる引きの強さ。
昔の映画にしては長い、147分の長尺を感じさせない、哀しくもどこか爽快な作品です。
U-NEXTでも見放題で観られるようなのでぜひ、ご覧ください。
それでは、またお会いしましょう。
Bye, see you!