今、ネット上で、ACTAについて話題になっているようです。
政府が強行採決を進めているらしいですけど、
本来の目的より、ネットで話題になっている、
ネット規制周りの問題が少し不安ですね。
ACTAというのは何かというと、
「偽造品の取引の防止に関する協定」のことで、
ブランド物や、海賊版、著作権違反といった、
いわゆる「ニセモノ」の取り締まりを強化するための国際協定
のことです。
海外などでよく見かける、
あの怪しい奴らをしっかり取り締まると考えれば、
とても良いように聞こえますが、
問題視されてる部分は、そこからちょっと派生してくる、
「著作権違反を理由に、政府に都合の悪いサイトを強制閉鎖できる」
という点のようです。
ちょっとした記事分の引用も、ちゃんとしなければ著作権の違反になりますし、
それを理由に、都合の悪いサイトを強制的に閉鎖できるのは、
言論統制につながるんじゃないかというのが、
大きな問題になっているみたいです。
世界でも知的財産に敏感な国が参加しているようですが、
ネット規制についてもかなり強気な内容のようで
国によっては反対デモが起こっています。
もちろん、著作権違反はいけないんですけど、
ウソもホントも多いけど、多くの情報により発達してきたインターネットが
統制されてしまう可能性があるというのは、やはり心配ですね。
中国などのネット規制の話はよく聞きますが、
決して好ましいものではないと思いますしね。
ちなみにこのACTAですが、
ニセモノでは度々名前が挙がる中国が参加していません。
なので、中国のニセモノに関しては規制力がないにもかかわらず、
国内のネット規制につながる可能性があるという、
なんともいえない状況のようです。
どうもメリットがなさそうですが、
どうなってしまうのやら。