大腸カメラ 体験記

    どうも。
    伊藤です。

    先日の胃カメラ体験記に続き、今回は大腸カメラの体験について書こうと思います。
    これから受ける人に少しでも参考になれば幸いです。

    まず前日の準備です。
    大腸カメラも胃カメラ同様に消化器系の検査となるため、前日から食事制限があります。
    胃カメラは上部消化管内視鏡検査のため食事制限はそこまで厳しいものではなく、脂っこいものや消化の悪い食べ物で無ければ21時までは食事が可能です。
    ただし、大腸カメラは下部消化管内視鏡検査のため、前日の食事制限からそれなりに厳しいものでした。

    大腸カメラを予約すると、病院から前日の食事として「エニマクリン」という検査食セットの購入を促されます。
    購入せずに自前でお粥などを用意することも可能ですが、入院や自宅療養などしていない場合は用意することが難しいかと思いますので、大半の方は購入することになると思います。

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    朝食と昼食はともにお粥と大豆などの食品で、当然薄味で美味しくはないです。
    そして夕食はコーンスープだけです・・・
    そして何よりも高い!(1620円!)
    翌日の下剤との戦いに比べれば大した事はないですが、前日から精神的には萎えます。

    夕食を21時までに食し、その後にラキソベロンという下剤を飲みこれで前日の準備が完了となります。
    ラキソベロンは大腸を刺激することにより便秘を解消する薬のため、便秘でない方などは特に何もなく翌朝まで熟睡できると思います。

    そして当日です。
    胃カメラの場合、特に何も準備の必要はなく、絶食だけで検査に向かえましたが、大腸カメラは違います。
    下部消化管内視鏡検査ということもあり、下剤を飲んでお腹の中を綺麗にする必要があります。
    これが本当に辛いです。

    9時頃から2時間掛け、ニフレックという薬を2リットル飲みます。
    味がまずいというのもありますが、2リットルの水分を喉も乾いていないのに飲み続ける辛さ、途中からお腹がゴロゴロ鳴り出し身動きの取れない辛さ。
    なんとも言えない辛さです。
    下品なのであまり細かく書きませんが、この2~3時間で消化器官を空っぽにされます。

    2~3時間でお腹のゴロゴロは解消されますが、お腹の緩みは解消されず、そこから1~2時間は外出することに危険を感じます。
    そのためか、検査は14時頃に設定いただいており、ここで小休憩しました。

    その後身の危険を感じながら足早に病院に向かいます。
    ここからは痛みや不快感などの辛さではなく、羞恥心との戦いです。

    まず、1回目の羞恥心との戦いは「看護婦さんに検査OKの承認をもらう」というイベントです。
    名前を呼ばれお尻に穴の空いた検査着に着替えると、トイレへ誘導されます。
    そして「ちゃんとお腹の中が綺麗になったのかをチェックするので、排便したら緑のボタンを押してください」と・・・
    これ以上は無理だと思うくらい出していたつもりだったのと恥ずかしさで「もう出ないっすよ!」と答えたところ、「自動販売機で水を買って強引にでも出して証明してもらわないと困ります!」と慣れた口調で即答されました。
    この言葉で抵抗を諦め、水を購入してどうにか審査をパス。ここでプライドはそれなりに消え、羞恥心も少し消えたのを覚えています。

    審査をパス後、検査中の事故に備え点滴を打ち30分程度リクライニングルームのような所で待たされます。
    この間は痛みを想像してテンションが下がっておりましたが、結果として痛みは全く感じませんでした。
    なぜなら、それ以上の羞恥心との戦いがあったからです。

    勝手に検査担当は中年男性と想像していたのですが、検査室に呼ばれ部屋に入ると看護婦が3名、お医者様が1名。
    すべての方が女性でした!
    おおぉぉ、まじですか。。想定外です。。

    ここで私の頭は恥ずかしさで頭がいっぱいになり、その後の検査の痛みはほぼなく、無事に検査を終えることができました。
    痛みが全く無かったのかというと少しはありましたが、ほぼ無痛でした。(もしかしたら本能で強がってたのかも知れませんが。。)

    いずれにせよ冷静に振り返っても激痛が走ることはありませんでしたので人にもよるかも知れませんが、あまり痛みに対して警戒する必要はなさそうです。
    また、血液検査やバリウム検査、検便では調べきれない細かな問題も早期に発見できるため、少しでも気になる方がいれば早めに受けていただく事をお勧めます。

    ではでは。