毎度、川勝です。
謹賀新年、本年も何卒よろしくお願いします。
2017年はどんな年になるのでしょうか。
最近よく考えるのが日本での人材不足についてです。
事業を維持拡大するためには戦術/オペレーションを実行する人材が必要です。
よって企業は計画を立てて人材募集を行い、採用できるように努めます。
私も社会人を20年以上やっていますが、経済状況によって売り手市場になったり、買い手市場になったりしてきました。景気がよくないことが続いていた為、買い手市場(企業側が選べる)であった期間が長かったと思います。
しかしご存知のように、ここ数年で急激に売り手市場に変わりました。
少子高齢化であることを考えると、この趨勢は当面続くと思います。
企業にとって必要な人材を獲得することが容易ではなくなってきました。
多少のコストや手間の増加は割り切るしかないのですが、
最近は計画を練り直さなければならないレベルにまで、人材難が達しているように感じます。
すなわち、
1、事業を縮小する、現有スタッフで成り立つ事業に変更する
2、外国人・主婦・高齢者・クラウドワーカーなどをうまく活用する
3、高い人材獲得コストを払ってでもペイできる収益モデルに変更する
4、事業を辞める
人材難の対策としては上記4つのいずれかになると思います。
本来的には3を目指して高付加価値で勝負したいところですが、日本の中小企業の7割が赤字といわれている状況で理想論だけいっても始まりません。
1や4を選択すると経済が縮小して、より景気が悪化するという悪循環に陥ります。
やはり2の「外国人・主婦・高齢者・クラウドワーカーなどをうまく活用」して一定の生産量を維持することが重要と思います。
働き手や働き方の変更は中小企業レベルでは取り組みが困難なので、ここは国の力を借りたいところです。
「外国人を新たに雇用した事業者には**万円の助成金を」
「主婦、高齢者を雇用して一定額の給与を支払った事業者には**万円を助成する」(この助成金は聞いたことがありますが)
などでしょうか。
企業側にとって新たな働き手を雇用したり、新たな働き方を取り入れたりするのは重い投資にあたるため、国が支援して生産量を維持すれば、経済も活性化するのではないでしょうか。政府には是非足元の現実を見て、有効な対策を打ってもらいたいと思います。
また企業側もこの人材難の状況を看過するのではなく、「新しい働き手」を歓迎し、「新しい働き方」でうまくオペレーションできるよう努力していくことが必要と思います。
ITエンジニアという働き手であれば、弊社ではベトナム人エンジニアを日本勤務でもベトナムでのオフショア開発においてもご提案することができます。
企業側が努力しないと、働き手側の選択肢は多いので、日本でなく他国に行ってしまいます。
日本で働きたい外国人を歓迎する風潮が必要ではないでしょうか。
日本は排他的なところもあって外国人と接するときに、「彼の日本語はわからない」「私は英語を話せない」など避ける傾向にあると思います。ここを改善して、「私は外国人と一緒に仕事をしているが違った価値観で面白い」というように、ポジティブに捉えて欲しいです。企業側もそういった評価をキチンとしていけば、外国人や主婦、高齢者とチームを組んで働くことに慣れてくると思います。
「新しい働き手」や「新しい働き方」を提供する企業の方は是非一緒に盛り上げていきましょう。
P.S.セミナーのお知らせ
▼1月17日(火)19時 新宿 ニフティ社にて「スマホアプリ×オフショア開発」
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