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【登壇資料DL可能】APPS JAPAN アプリジャパン2022 セミナーイベントレポート
2022年6月15日(水)〜6月17日(金)に幕張メッセにて行われた「APPS JAPAN アプリジャパン2022」。本展示会会場にて開催されたセミナーに弊社制作部部長の里山智秋が登壇いたしました。
本日は本セミナーの様子を、講演内容を一部抜粋しながらレポートいたします!
今回の登壇テーマは「withコロナ時代とソフトウェア受託開発プロジェクトのDX」。アプリ開発やシステム開発の経験を豊富に持つ弊社から、コロナ禍におけるソフトウェア受託開発のプロジェクトについてお話しをさせていただきました。
講演資料のダウンロードも可能ですので是非最後までご一読くださいませ。
Webサービスなどの事業を行っている会社がソフトウェア開発を行う際、自社に開発部隊を持たない場合は弊社のようなベンダーに依頼して開発を行うケースが多くあります。
よりよいプロダクトを作っていくためには、依頼する側も依頼される側も同じ意識を持って企画・開発を進めていく必要があります。ソフトウェア開発のプロジェクトにおいてコミュニケーションは大きな鍵を握っており、プロジェクトの成功を左右するいちばんの要因と言っても過言ではありません。
そのような中での新型コロナウイルス感染症の拡大は、対面でのコミュニケーションに多くの制約を与えました。政府からもリモートワークが強く推奨され、コロナ以前から始まっていたDX(デジタルトランスフォーメーション)の動きが、多くの企業でさらに加速される契機にもなりました。
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この3つに加えてステークホルダーの満足度も重要な指標になります。「バグが発生していない」「予算に収まっている」「スケジュール通りにリリースできた」場合でも、ユーザーに満足してもらえなければそのプロジェクトは成功とは言い難いです。
反対に、QCDにおいていくつかネガティブな要素が出てきたとしてもユーザーが満足して使ってくれた場合、プロジェクトは成功したと言うことができます。
ステークホルダーの満足度は数値的な指標とは直接結びつかない場合もありますが、活発なコミュニケーションが行われ、PDCAを回しながら進めていくような一体感のあるプロジェクトチームからは、いいプロジェクトが生まれやすいでしょう。
コロナ禍になり、リモートワークがトレンド化したことで対面でのコミュニケーションが格段に減少しました。
対面コミュニケーションのメリットとして
・表情、仕草、紙、白板等伝達手段が豊富
・一体感や帰属意識が醸成される
などが挙げられます。
反対にデメリットとしては
・場所や時間の確保が必要
・記録が漏れる可能性がある
などが挙げられます。
非対面コミュニケーションのメリットとしては
・場所や時間を確保する必要がない
・画面録画など記録として残しやすい
などが挙げられます。
デメリットとしては
・ツールの習熟度によっては情報伝達にストレスを感じる
・孤独感を感じる
などが挙げられます。
2020年5月に弊社社員を対象に行ったリモートワークに対するアンケートでは、通勤の手間が省けた一方でコミュニケーションに課題を抱える社員が多く見受けられました。
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実際にプロジェクトの現場でも打ち合わせの予定が組みやすくなったり、多くの企業でクラウドツールの利用が促進されたりとポジティブな変化があった反面、テキストによるやりとりが冗長化してしまったり、プロジェクトの一体感が欠けてしまったりとネガティブな変化も見受けられました。
弊社のお客様からは「プロジェクトの進め方やプロダクトに対するアイデアについて対等な立場で忌憚のない意見がほしい」「自分たちの遅れなどがあればどんどんお尻を叩いてほしい」など主従関係にならず対等な関係構築を望む声が多く上がっています。
必ず対面のコミュニケーションが必要という訳ではありません。対面にもデメリットがあることや、非対面でもメリットがあることが明らかになってきた今、今後はそのバランスを考えてコミュニケーションをとっていくことが必要になってきます。
フリーアドレス化の全貌については是非下記記事でご確認ください!
https://vitalify.jp/blog/2022/03/office_renewal.html
その他にもプロジェクトのコミュニケーションルールの見直しを行いました。主に、朝礼や夕礼、週次定例、成果物レビューなど部署内やチーム内で定期的なコミュニケーションの場を設けたことが挙げられます。
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しかし、これらをシステム的に実施するだけではチームとしての一体感は生まれにくいという事がわかってきました。非対面でのコミュニケーションが増えたことで「今聞いても大丈夫かな」「こんなことで時間をとってしまっていいのかな」など、相手が見えないことによって自然と遠慮が生まれがちになっていたのです。そこで弊社のあるプロジェクトでは以下のようなルールを定めました。
「コミュニケーションの遠慮をなくしていく」
伝達手段の限られる非対面においては特に重要なポイントです。
対顧客においても同様「コミュニケーションの遠慮をなくす」ことで、細かなやりとりやニーズの汲み取り、レビュー、フィードバックなどが円滑になり、ユーザーが求めているプロダクトを生み出すことができる=プロジェクトの成功を導きやすくなります。
そのためにも前章でお話しした関係の構築は非常に重要な鍵を握っています。
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