ごきげんよう、ふたたびオンリーモリヤに戻りましたモリヤです。折角なので次は、今まで会ったことのない漢字のモリヤさんにもお会いしたいものです。モリヤ派閥を結成しましょう。なんか面白いことやりましょう。なんかよく分からないけど幹事やります。
さて、今回は2022年に私がたまたま使った中から、これは!と思ったアプリを3つ、紹介したいと思います。
◆デジタル葉山女子旅きっぷ
と、言いつつ、のっけからネイティブアプリではなくWebアプリなのですが、インストールするアプリを期待されていた方ごめんなさい。
ほかの2つはネイティブアプリなのでね、ご容赦を。
京急で出している、葉山女子旅きっぷのデジタル版です。
女性限定のきっぷではないので、誰でも利用が可能です。
元々、
●指定した駅から逗子・葉山駅までの電車往復
●葉山まわりのバスの一日乗車券
●ランチ
●お土産
が料金内に含まれていてそれだけでもお得なのですが、紙のきっぷではなくデジタルきっぷを購入すると、更に値引きがあるのです。
デジタルきっぷは、三浦COCOONのサイトからログインすることで使えます。
このアプリの機能とアイデアが優秀なんです!
バス乗車券の部分は、時間入りのgifっぽい動画。
これが動いてなければスクショと分かる、偽造防止ですね。
ごはん券は地図からランチを利用できるお店が探せて、なんとリアルタイムの混雑状況まで反映しているのです。
ちなみに食べたのはここ、年末のブログでも紹介した、Craftsman’s Burgerです。
もう一度画面に戻って地図を見てもらうと
券を使い終わった後は店名がグレーアウトして、選択できないことを示します。
ね、このWebアプリを使って葉山観光に行ってみたくなりませんか?
これだけお金をかけても回収できると見越したからこそ開発したのだろうと思うと、観光の力って偉大なんだなと感じさせられます。
コロナウイルスも5月に正式に第5類になるとのことで、今年は色んな所に行きたいですね!
そして、こんな技術の粋を詰め込んだアプリも作ってみたいものです。
◆トーハク脱出
東京国立博物館からの脱出
という、謎解き制作会社SCRAPの出している謎解きがありまして、その名の通り、SCRAPと東京国立博物館が共同で主催しています。
昨年プレイした謎解きの中で、東京国立博物館自体の見応えも相俟って個人的にはNo.1の面白さでして、そのアプリも実に手が込んでいるのです。
アプリ名は「トーハク脱出」! かっこよくないですか。アプリと紙のキットを駆使してゴールにたどり着くボリューム感。
ネタバレのためゲーム内のスクショは禁止かなとは思うのですが、プレイ前でも閲覧可能なTopはこんな感じですね。
中身は動画あり(イヤホンお忘れなく)、アプリ内アプリのような幾つもの機能があったり、今自分がどこまで進んでいるのか、確認できるページもありました。
私の作ったFirstContactの謎解きの進捗度は、こちらを参考にさせていただきました。
幸い管理画面こそ不要そうなものの、結合テスト大変だったろうなーと思うかなりお高そうなアプリで、しかもiOSとAndroid両方同時リリースなわけで。
どちらかをベースにどちらかを作るのはまだやりやすいですが、サービスリリースされていないアプリを1つ作り切ってから別OSのアプリを作るスケジューリングになかなか企画としてGoサインは出さないだろうと思うと、謎解きの公開に合わせて同時に開発したはず。
リセットもできる仕様のため、多様な位置でのリセットも検証したのでしょうね…時間がかかりそうです。
紙のキット、もしくはLINEならアプリほどまではお金はかかっていないことでしょう。謎解きの1コンテンツのために1つアプリを作るんだ!とそこがまず衝撃でした。
謎解きも大金をかけて開発するんだなと思えば、今となっては一大市場であること、伺えますね。
見てみたら、トーハク脱出は今年のゴールデンウィークまでのよう。
謎解きファンで未プレイの方、要チェックです。やるべし!
そして、博物館は17時閉館です。途中から謎解きに集中しないと終わらなくなるので、もう一度博物館をじっくり観に行きたくなること必至です。
…謎解きについても語ると、元々“24時間以内に脱出ゲームを幾つ挑戦できるか”でギネスブックにも載った南先輩(アタック25でも優勝経験ありで、私と違ってかしこい先輩です)というお方が高校の1期先輩にいて、彼の楽しそうな投稿から”謎解き”の存在自体は知っていたのですが、勝手に子供だましのなぞなぞみたいなものだろうと思い込んでおり。たまたま初めてプレイした謎解きも実際にそのタイプだったため、こんなもんか…大人が熱中する理由が分からないな、と思っていたのですが、一度良作をプレイしてみたら実に面白かった!
謎解きが趣味な夫と出会い、プレイするうちに深みにハマっていきました。今では、謎解きアカウントをひっそりやっているくらいです。
弊社にも、もし案件制作の依頼が来たら、喜んで熱度高く開発ディレクションしますよ!!!
営業の稲垣さんも謎解き好きなので、話が早いと思いますw
弊社の事業紹介ページはこちら
そして、今まで謎解きをしたことがないという方で、もしやってみようかなと興味を持たれたのなら、ようこそ謎解き沼へ。
手始めには、物理的に脱出したかったら、秋葉原から歩いて行ける〈東京密室〉の『地獄の使者からの挑戦状』、時間制限なく街を歩いてちょっとした観光もしたければ〈SCRAP〉の『吉祥寺謎解き街歩き』がおすすめです。
今ブログに書くためにサイトURLを調べていたら、いつの間にか東京密室、北新宿店も増えていた…これは行かねば…
◆I AM
みんな大好きふるさと納税が、より便利になりました。
昨年デビューしたこのアプリ、ワンストップ特例制度を利用するのに当たったという方もいるのではないでしょうか?
アプリ紹介の最後の1件として、イベント割があるイベントに出かけたところ接種の証明となる書類を忘れてあわや通常料金を払わなければいけないかと思ったら、携帯していたマイナンバーカードで瞬時に接種情報を反映できて事なきを得たワクチンの接種証明アプリも便利だなーと思いましたが、こちらを選ばせていただきました! マイナンバーカードのコピーや書類の作成が地味にストレスだったふるさと納税に軍配。
アプリをダウンロード
↓
マイナンバーカードを読み込ませる
↓
送付された書類に載ったQRコードをスキャン
なんと、これだけで申請が完了してしまうのです!
実際に画面を紹介しますね。
こんな感じで届いた申請書類のQRコードを読み込みます。
ブラウザに遷移し、QRコード内に寄付情報は既に含まれているので、画面に従って淡々と進むとアプリからの申請を行うボタンが現れます。(アプリのダウンロード依頼画面が毎回現れるのはご愛敬)
余談ですが、2022年4月1日から、性別は選択不要となっていました。
申請ボタンを押すと、マイナンバーカードに紐付いている暗証番号は求められますが、
シンプルでいて分かりやすい操作性。
ブラウザ遷移をうまく使いこなしている
頭のよいアプリという印象です。
一般の方だと、アプリからWebに切り替わるのも気付かないかも?
そもそもWebだけだと仕様的にできないからアプリを作ったのではありましょうが、Webだけでは行えない機能を、このように補助的にアプリを用いて行うのって目の付け所がいいですね。
関西以西の方がこういった新しい技術に敏感で受け入れたがるのか?
たまたまかもですが、北海道東北の返礼品の海産物目当てに寄付した夫は全件例年通りの紙の申請で、私は3件寄付した中でも大阪の某市、福岡の某市がこのアプリ対応の自治体だったため、打率は66%でした。
メールを見ると、申請は送った翌日にアクセプトされていたので、非常に非常に楽でした…
今年もこれを導入していそうな自治体を狙って寄付してしまいそうです。
これから、マイナンバーカードに紐付く様々なデータを表面化させるアプリ(案件ごとに予算取りをして案件ごとベンダーと契約するシステム上、統合は難しいとは思っている)が続々リリースされる予感がしています。
アプリ制作を得意としている会社として、どのアプリも非常に刺激になりました。
今回もここまでお読みいただき、ありがとうございました。
それではブログ当番恒例、映画紹介に行きましょう!
『こんにちは、私のお母さん』(2021・中国)
2022年本邦公開のマイベストムービーはこれか『キャメラを止めるな!』かという、『こんにちは、私のお母さん』です。鑑賞時、社内の日報にも書かせてもらいましたが、改めて。
生活も貧乏で、勉強のあまりできない娘が母を喜ばせようと大学合格を偽造して、また老いた母を悲しませてしまった…その食事会の帰りに交通事故に遭ったら、結婚前の母の時代にタイムスリップ!
自分は生まれなくてもいいから、今度こそ母を幸せにしてあげたいと、お金持ちの息子とくっつけるために奮闘する話です。
基本はコミカルですが号泣でした。
国が違って社会のシステムこそ違っても、人の情は普遍のものだなと思わされる映画でした。
・・・これ書くだけで、思い出して泣きそう。
公式の紹介文をご覧になりたい方は、ジャケット裏画像を拡大してお読みください。
それでは、またお会いしましょう。
Bye, see you!
モリヤの初のブログはこちら。
【バージン。】