【広辞苑 第七版】僕らは歩く、五十音の中を。

     

     

     

    綺麗に刈られた頭。

     

    グラウンドを駆ける仲間。

     

    青春のかけら。

     

    白球を追いかける少年たちが追いかけた、

     

    甲子園

     

     

     

    と、1文字違いの 広辞苑 を買いました。

     

     

     

    どうも、田渕さんとは1文字違い

     

    鈴木さんとはまさかの3文字違い

     

    田口です。

     

     

    本題とは関係ないんですが、

    先日仕事終わりに、

    君とパートナーに的なキャッチコピーのコンビニに立ち寄ると。

     

     

    『お母さん食堂』 

     

    田口家では1度も、イチドモ、

     

    「今日のご飯なにー?」

     

    「今日はグリルチキンのアヒージョ風よ」

     

    なんて会話、したことありません。

    他の家ではこんなの作ってるらしいよ。と

    先ほどの画像を添付してメールしたところ、

     

     

     

    叱られました。

     

     

    母はLINEをやりません。

    スマホに機種変したとき姉がLINEを薦めたんですが、

     

    「流出して文春に載るでしょ」

     

    文春もそんなに暇じゃない。

     

    お母さん食堂に一切母性を感じないのが最近の、唯一の悩みです。

    具材の大きなカレーと、白黄茶色で構成された焼き過ぎの卵焼きこそ至高。

     

     

    深夜2時、お母さん食堂のせいで眠れない夜を過ごしていた日のこと。

    ふと、広辞苑という LOST WORD が頭をよぎりまして。

    調べてみると、

    初版から60年

    改訂を繰り返し、今では25万単語が収録されている広辞苑。

    値段は9000円+税

     

    60年間の言葉の歴史、それが1万円出してお釣りが来る。

     

    お買い得やん

     

    と思ったわけですよ、奥さん。

    そして、今発売されている広辞苑は第七版。

     

    ラッキー7やん。

     

    そうも思いました。

     

    欲しい。

     

    そう思ってしまうと最後、

    気付いたらamazonでポチり、

    心なしか熟睡することができました。

     

     

     

    ー そして歴史は動く。 ー

     

     

     

    アパートに備え付けの共用宅配ボックス。

    それを1ヶ月も占拠してた何処ぞの宅配ヤンキーのせいで、

    荷物が届いたのは最初の注文から1ヶ月後。

    忘れてました。

     

    ー あれ、何か買ったけ? ー

     

    と開けてびっくり。

     

     

    広辞苑。

     

    動揺しました。

     

    そして窮屈そうです。

     

    それもそのはず、60年の歴史をビニール1枚でどうにかしようなんて笑止千万。

     

     

    オッケー。

     

    ということで、すぐに捕縛から解放すると、

     

     

    25万単語を目の前に

    『エグい、、、これは、エグい。』

    と語彙力を失いひたすら写真を撮りました。

     

     

    喋りかけてきますね。

     

     

    これが僕の広辞苑、初出場。

    これが僕のアナザースカイ。ですかい。

    大きさは枕くらい。

     

     

     

    試しに並べてみた野原ひろしのフィギュアより大きいです。

    あの日見た父親の、大きな背中より大きな広辞苑。

    恐るべし。

     

     

    ケースから出すと、50代、いや60代男性のようなシックな色、気。

    肌触りも抜群。

    匂いはなんとも甘酸っぱい、青春のかほり。

    大人の階段を横目に、エレベーターで上に登る感覚。

    買ってよかった。

    いや、

    出会えてよかった。

     

     

    断面はこんな感じ。

    歴史ギッシリ。

    ※刺激が強すぎるため、モザイク処理を施しております。

     

    ためつすがめつ眺め終わり、ヨダレを拭いたところで。

     

    いよいよ

     

     

     

     

    本番。

     

     

     

     

    開きます。

     

     

    広辞苑、1打席目。

    打者・宮本武蔵。舞台は、巌流島

    投手・佐々木小次郎。投げる言霊、緩急自在

    緊張で足が震える僕を、仲間たちが背中を押してくれる。

    そして、緊張が武者震いに変わった時。

     

     

     

    パタン。

     

     

     

     

     

    初めてなので、ページがギチギチでした。

     

    目に飛び込んできた、記念すべき初単語は

     

     

    しょう – めつ【消滅】 ー 消えてなくなること。消してなくすこと

     

     

    誰しも、初めては上手くできないものです。

     

    広辞苑は1から10、『あ』から『ん』まで優しく、優しく手ほどきしてくれます。

    これは、ヨダレで涙で枕を濡らした広辞苑、初打席の記憶。

    五十音を歩き、

    文字を辿り、

    物語を型取り、

    ページをめくるごとに進む、知 で 知 を洗う冒険の始まり。

    広辞苑との、それからの make love は割 とさせていただき。

    明日も続く冒険に備えて グッスリ と good sleep ということで。

    時計が就寝の時刻を指す、

    夢にはいつも弥勒菩薩。

     

    では、

     

    寝ます。

     

    広辞苑と添い寝でさようなら。

     

     

     

    最後に友情出演してくれた ひろし から宣伝です。

     

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