ごきげんよう、好きな食べ物Best1はナマコの酢の物のモリヤです。Best2はホヤの酢の物です(あんまり変わらん)
幼稚園児の頃、
「今日は酢の物だよ」
と言われて喜んだのも束の間、初めて見たキュウリの酢の物に、
「こんなの酢の物じゃない」
と今は亡き祖母にガチギレしたのも懐かしい思い出です。その節はすみませんでした。
ところで、友人から「自分の写真を載せなさい」とのアドバイスがあったので、こんな企画を考えてみました。
題して、時をかけるモリヤ企画。
20代風、30代風、40代風を模して写真を撮ってみました。
今からの人生で今が一番若いので、人生何があるか分かりませんし、少しでも盛れた遺影を撮っておくというのも一石二鳥。
◆本題に入る前に「日本」と「年齢」について
日本において、殊に女性は、若さが正義の感がありますよね。
結婚相談所でも、マッチングアプリでも、とにかくモテる女性は20代だそうです、男性の年齢に関わりなく。ええ、それを知って30代後半の時、私は結婚相談所への登録は諦めました。
※相談所においても同条件で素敵なパートナーに巡り合える方もいらっしゃると思いますが、あくまで自分がウケる場所を考察した上での個人的な判断です。私は転職においても こういう考え方 なので、ちょっと特殊と思ってお気になさらず。
ところで皆様、過去に一度は、さして若くは見えないが傷付けたくはない相手から「(自分は)若く見られる」と純粋な眼差しで言われてどう反応していいか困ったり、あるいは年齢当てクイズを出されて、若めに回答したつもりなのに大当たりか、あるいは上にすらなってしまって、気まずい思いをした経験はあるでしょう。
ええ、あなたがそう思うのだから、自分もそう思われている可能性があるのです。
データによると半数の人間は。
見られていると思う年齢はこちら。30代後半以降の女性では、9割が自分は若いと認識しています。
スッピンの際の見られ年齢を、主観を用いながらも可能なまでに学術的に研究した、カネボウの「他者視点の見た目年齢と肌状態・魅力傾向について示したレポート」※1 はこちら。
カネボウ様研究の実・見られ年齢について私解説で上記から抜粋すると、図上のカラーは私の付け加えたものですが、図の0のラインより下の丸が若く見える人、上の丸が大人に見える人。数字は、1,2歳の誤差は年相応と捉え、各カテゴリでのカウントです。(40代の方が年数対比を考え同年齢幅を多少広く設定)
その観点で行くと、若く見える人は30代では43%、実年齢より大人に見える人が26%。
40代では若く見える人が27%、大人見えする人が44%でした。
残念ながら、スッピンの場合、本当に9割の人が実年齢より若いということはなさそうです。まずは日本的お世辞を真に受けないよう現実をしかと受け止め、それに対してどう自分をディスプレイしていくか、それが化粧というもの。化粧の力は偉大ですね。
男性の場合は、年齢の判断基準は白髪だそうです。
ちなみに、何歳に見える?への賢いかわし方はこちら。
◇Relationship between “Japanese” and “age”
◆でも最近、みんな若くない?
そもそも、昔はテレビや雑誌など限られた媒体でしかトレンド情報を取得できず、特別な世界の人、身の回りの人、が明確に分かれていました。そのため両者の見た目に乖離があっても、基準は身の回りで特にそこから逸脱しなかったのに対し、現在はSNSで簡単にお洒落のトレンドやコツを知ることができ、全体的に意識が底上げされている結果、一般人でも洗練された雰囲気=若い雰囲気を作れるようになったこともあるかと思います。
サザエさんが24歳だったりマスオさんが28歳だったりするのがいい例ですよね。
余談ですが私はタイコさんが22歳くらいというのに一番びっくりしました…
20代の役者が高校生を演じたり、海外ドラマだと30代の役者でも高校生を演じていたり、高校生はこのくらいなんだ、という偽のイメージが刷り込まれることも、また別の理由の一つかと思います。基準が身の回りから特別な世界の人にスイッチしたにも関わらず、特別な世界の人は人で、誤解させるものさしになっている。
または、芸能界の情報をあまり目にしないという人もいるでしょう。その場合の基準は身の回りですが、長年自然と勉強してきた顔=すなわち自分ではなく、親世代の顔(しかも日常なのでスッピン)となるために、年齢の判断軸の知識が現状に即さないのではないでしょうか。
昔より全体的に見た目が若々しくなっているのに対し、知識が現実の平均に即して正しくアップデートされないために、○○代ではこうであろう、という脳内の年齢像がバグっており、リアルの人物とバグった脳内像とを比較して若く見えてしまう事象は発生していそうです。
◇The number of people who look younger has been increasing recently
◆時をかけるモリヤ企画
と、いうことは、若く見てもらうためには、半分は勝手にバグってもらえるのだから、現実の年齢相応にまで寄せる必要はない。
あくまで脳内のイメージと比べて若々しくあればいいわけです。
各年代のメイク顔をGoogleさんに聞いて見比べ、表情、服装をなんとなく把握して自分に適用した研究成果を発表。
前情報として明記すると、実際は40歳で、メイクアップアーティストの知人にも顔は年相応と言われているので、まず間違いはないかと思います。
総合結果はこれ。
年代差、ついて見えますか?
※注:奇跡の一枚レベルのものをチョイスしています!なので実物も同じとは騙されないでくださいね。
◇I tried transforming myself into Japanese 20s, 30s, and 40s
ちょっと頭の中のコンセプト通りには行かなかった部分も多々あるのですが、現実はまあ、このくらいのもんです。
映画などで主人公が垢抜ける描写をする時、皆さん実物がお綺麗なので敢えて変身前に劣化メイクをされますが、オリジナルから下げようとはせず、各年代のベストを目指すことだけには気を付けました。
いずれにせよ、私の場合、いくら詐欺っても喋るとそのデスボイスと威圧感のある抑揚で、一気に年齢が知れるんですけどね。
若いと若々しいは違うことを示したこの辺のレポートもちょっと面白い
年齢はただの数字、若々しいを目指していきます!
※1 長崎芙美,村上泉子(2016)「見た目年齢判断に影響する要因 ─ 30 代と 40 代女性の素顔での検討─」『J.Soc.Cosmet.Chem.Jpn』50(1) 17 ─ 24
モリヤは、真面目にこんな技術ブログも書いています。
FirstContactで謎解きbot作ってみた。
さて、まだまだ終わりませんよ!
ブログ当番なので、恒例の映画紹介、行きます。
そろそろ何を紹介したか分からなくなってきたので、改めて過去の自分のブログを読みました(健忘)
明暗、制作国、制作年、ジャンルをバラけるように選んできたつもりではいましたが、結構偏りがありましたね……。
そうです、SFとサスペンスが殊に好きです……。
じゃあいっそのこと、またSFで。
本当にSFと言っていいかは意見の分かれるところだとは思いますが、良い意味でのおバカ映画です。
ムー的なオカルトマニアの青年が主人公で、エイリアンが地球を侵略しようとしているとはたと気付き、それが顔の売れている製薬会社の社長だと真面目に信じて拉致、地球を守るのは自分しかいないと拷問していくお話です。
痛そうで、可哀想で、それでも主人公はひたすら真剣で。
そんな主人公に思いを寄せる少女も登場するのですが、彼女もちょっと一般からは外れているのです。
端から見ればマイノリティ同士の交流でもあり、人を差別しない純粋な2人の交流でもあり。
そして押し寄せる不思議な感動。
ぜひ、これ以上は語らずに、本編を直接観ていただけたらと思います。
それでは、またお会いしましょう。
Bye, see you!