withコロナ時代の会社とは

    毎度、川勝です。
    緊急事態宣言から2か月、解除後も今までの日常とはかけ離れた状態が続いています。
    その間に考えたことを書いてみます。

    緊急事態宣言前

    小池都知事がロックダウンもありうるという発言をした3月中下旬よりリモートワークの準備をしていました。
    個人的には予防を徹底しているし、健康的な生活を送っているため、感染に対する怖さは特になかったです。
    しかし、感染しても自覚症状なく他人に知らないうちに感染させてしまうというのが怖いところです。

    外国の状況を見ていると日本でも外出自粛は必須と思っていたので、私もできる限り協力しようと思っていました。
    また従業員も不安だろうと思い、配慮をしてきました。

    緊急事態宣言 直前(4/1~6)

    3/30よりリモートワークを開始しました。

    新型コロナウイルスに対する当社対応方針について(2020年4月7日更新)

    4/1に新卒社員が4名、4/6に中途社員が1名入社します。
    世間では入社日をずらしたり、初日からリモートで入社式などと聞いていました。
    弊社は大手でもなく、受け入れシステムが確立しているわけでもないです。
    何よりも新しい仲間のことを考えると、感染の不安よりは受け入れられるのだろうかという不安の方が大きいのでは思い、大部分がリモート中ではありましたが出社してもらうことにしました。

    新卒社員は4/1,2と研修を行い、4/3,6とリモートワークに移行するための準備を行いました。
    中途の社員は4/6の初日だけ出社してもらい、簡単な研修とリモート移行の準備という慌ただしい1日だったと思います。

    出社してもらった新入社員も受け入れてくれた先輩社員もどうもありがとうございました!
    何が正しいのか分からないのですが自分なりにギリギリまで考え選択させてもらいました。

    緊急事態宣言後~1か月(4/7~5/6)

    4/7よりフルリモート体制となりました。
    意外と大きな問題もなく業務は進むものです。管理部の優秀さが際立ったと思います。

    バイタリフィがテレワークを実施するまでの話

    当初は朝礼がなくなり、ミーティングがなくなり、チャット中心で報告されており、顔が見えないことに対する不安がありました。
    みんな元気にやってるのか、困っているのに放置されていないか、相談できる状況にあるのか、などです。

    出社時と同じようにしようということになり、zoomを使った全社朝礼を行ってみたり、zoom人狼飲み会をやってみたり、リモートならではの工夫もするようになってきました。

    オンラインのオオカミくんには騙されない♥

    リモートワーク中の過ごし方


    私も当初は運動したりとアクティブに過ごそうとしていましたが、きっかけも少なく運動も徐々に減ってきました。

    日々の感染者数の報告や諸外国の状況などを見るに、これは長引きそうだと思った人も多いのではないでしょうか。
    また業務は淡々と進むものの、ふとした会話から生まれるクリエイティビティや、エネルギーのぶつかり合いによる活力などはどうなったのか心配でありました。

    考え方が古いのかもしれませんが、人というのは直に会ってコミュニケーションを取って、はじめて人らしいのではないかと。人間の本質とはツバ飛ばして議論したり、顔色や空気を読んで感じ取ったりすることで、そういった活動がないと退化していく気がします。
    (ツバを飛ばすというのは今の状況ではご法度なんですけどね。。)

    緊急事態宣言 延長~終了(5/6~5/25)

    この期間が一番辛かったかもしれません。

    いつまで続くのか?
    会社というコミュニティってなに?
    オフィスは必要なのか?

    経営者とそうでない方の感覚は異なるかもしれません。
    自粛要請業種が営業しているのはそのためです。
    食べなきゃならない。食べさせなければならない。そのために自分で判断しなければならない。
    自分自身は失業保険もないし休業補償もない。借金は残る。保証人は自分。

    事業の発展がないと会社が永続しないことは身に染みてわかっています。

    運動不足も続き、Netflixも見すぎて、リアルに人と話すことも激減し、不健全になっていたのかもしれません。

    緊急事態宣言終了~(5/25~)

    早く日常に戻りたい、早く出社したいとは思いながらも、なんとなくの雰囲気では自粛ムードは色濃く残っており、出社を要請しにくい状態。
    様子を見ながらも出社を再開してもらうか、リモートを継続するか、悩んでいました。
    親しくしている経営者も判断はバラバラです。

    6月末までリモートを継続する会社、
    5/25から出社を再開した会社、
    出社を推奨しながらも申請によってはリモート可とする会社、

    そんな中、サイバーエージェント藤田社長のブログは大変参考にさせてもらいました。
    リモートを継続する意見は今風なため記事やSNSでよく見ますが、出社してもらう記事はあまり見ません。それも業界を引っ張る存在の会社がこのような判断をしたこと、公表したことは嬉しかったです。

    弊社は半分出社という選択を取りました。
    三密を防ぐ、毎日通勤することによるリスクを低減する、けれど、なるべくチームが集まってリアルにコミュニケーションを図っていく。
    オフィスの出社率が50%となるような分散出社。週2,3回の出社です。

    緊急事態宣言解除に伴う分散出社の実施についてのお知らせ

    これでも問題はいくつか発生していますが、一つの正解な気もします。

    私としては全員が同時に出社できる日を心待ちにしていますが、時代や風潮もありますし、社員のみんなの気持ちもあるため、柔軟に対応していきたいと考えています。

    弊社のビジョンである「みんなで美味しいごはんを食べれる会社になる」を達成するため、私の大事にする価値観の「一体感」と「勢い」を醸成するために、必要なことを考えていきます。

    社員満足=顧客満足と捉え、社員のみんなに満足して働いてもらえるよう工夫していくとともに、顧客からも信頼されるような組織を作っていきたいと思います。